西井佑助

【2018年個展展示風景】
【2017年個展展示風景】

●西井佑助 Yusuke Nishii
【プロフィール】
奈良県生駒市出身
1985年生まれ
2010 多摩美術大学彫刻学科 卒業
2012 多摩美術大学大学院彫刻専攻 修了

【主な展示】
2012
pimp studio delivery art exhibition”HAMELN!!”「八王子駅前 空きテナントビル(八王子)」
うちわ扇子展2012「FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(横浜)」
pimp studio delivery art exhibition 2nd”LOVE ME TENDER!”「FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(横浜)」
Quiet Please / 静粛に「TOBIN OHASHI GALLERY(日本橋)」
Cabinet of curiosities「The Artcomplex Center of Tokyo(信濃町)」
pimp studio delivery art exhibition 3rd “The pimp show”「Art Lab AKIBA(秋葉原)」

2013
アジアの息吹/Asian Breeze 「銀座三越8階ギャラリー(銀座)」
西井佑助 展 ‘‘ 問答。’’「pepper’s gallery(銀座)」
Sculptors×drawings「六本木画廊(六本木)」
国際木彫交流展「三義木彫博物館(台湾)」

2014
Resonance 西井佑助 野村紘陸 2人展「ギャラリイK(京橋)」
ART NAGOYA 2014「ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋)」
Yusuke NISHII Exhibition- SOLILOQUIES -「LAD GALLERY(名古屋)」
– Group Exhibition – SHIFT「The Artcomplex Center of Tokyo(信濃町)」

2015 JINEN GALLERY OPENING EXHIBITION「JINEN GALLERY(日本橋)」 祈ノ美 – Incarnations -「西武渋谷店(渋谷)」 JINEN GALLERY SELECTION 2015「JINEN GALLERY(日本橋)」 MY TIME ” Sculpture show「Tobin Ohashi Gallery(六本木)」 西井佑助 展 ‘‘アサイラム’’「JINEN GALLERY(日本橋)」

2016
JINEN GALLERY SELECTION 2016「JINEN GALLERY(日本橋)」
BIRTHPLACE ART 2016 ―Tama Art University in Kanagawa―「FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(横浜)」

2017
LA EXPO Contemporary「The REEF L.A.(Los Angeles)」
AVANT}{GARDEN「Arena 1 Gallery(Los Angeles)」
西井佑助 展 -擬体-「JINEN GALLERY(日本橋)」

2018
西井佑助 展 – 土塊ノ此岸 –「JINEN GALLERY(日本橋)」

動物は長い時間をかけて環境に適応するため「進化」を重ねてゆく。しかし人間は道具を進化させることで動物の持つ身体の進化能力を超えてきた。つまり、道具自体が取り替え可能な「身体の一部」と言えるのではないだろうか。そうして人は道具を身にまとい能力を補正した状態が”普通”になっている。今も、昔も、そして未来も。この「人間の進化≒道具の進化」という図式は同時に、生身の人間同士のふれ合いから遠ざかっていく事にもつながっている。道具の進化は決して悪い事ではないし、止められるものでもない。私たちは、失われていく生身の身体と意識的に向き合っていく必要がある。人間の本質は何か、肉体を持ち生きるとは何なのか、という疑問符を軸に作品制作を通し、これまで”私自身“を見つめて来た。

自作の中に「肉の檻」というタイトルを付けたものが有る。魂が生を受け、肉体という檻に分断された事で、この世に存在する以上 絶対的に分かり合えない、触れられない領域を誰もが持ち合わせている事を意識したものだ。肉体を越えた精神でのつながりを求める欲望を形にした。個の解放を求める事は死を欲することと同義にあたると言え、言い換えれば、パートナーと結ばれたい、一つになりたいという欲するエロスの先には、肉体から解放されて魂で解け合いたいという、死への欲望、タナトスが根源には存在していると言える。すべての人が共有するこの物質世界と、何者とも共有しえない精神世界。これらの世界を分つ「壁」としての肉体、または精神の「器」としての肉体に対する考え方は、今の作品にも続いる。

この、精神と肉体の関係は言葉の持つ意味とそれを表す言語記号との関係と似た構造をしている。世界があり、それを示す記号があるように肉体もまた精神という本質の媒体である。

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